マンガ・ロジスティクス・エフ

漫画とロジスティクスとFの話をします

さわやかな人間を目指している

ジョジョ第5部はおれが初めてリアルタイムで通して読んだジョジョだ。冒頭でジョルノ・ジョバァーナの人物描写として「荷物を盗まれたにも関わらず嫌な気持ちにならない」やつだというのがあり、正直それの意味は全く分からないのだが、そういうやつになりたいと最近思うようになっている。

おれは昔からひねくれていて、なんとなく奇をてらうようなことをしたり、嫌味やキツい自虐を言ったりしがちだった。そういうのがかっこいいと思っていた。

もうちょっと言うと、SNSで人をフォローしないのがかっこいいと思っていた。フォロワー数がフォロー数より多いのをかっこいいと思っていた。今となってはもうその考えが究極にダサいのだが、なんか謎の美学があった。

なのだが、ここ最近になって急にそういうのがどうでもよくなってきた。普通に、奇をてらわずに、嫌味ったらしくなく、誰とでも仲良くなりたい。誰にでも気さくに声をかけたい。

どうしてこう思うようになったのか、はっきりはしていないのだけど、ここ数年他人との意見の衝突が多く、おれが言う事を誤解されることがすごく多かったのが関係していると思う。なんか、もっとサバサバと言いたいことを言いながら、それでいて特に嫌な感じがしない人間になりたいと思ったのだ。

周りの人間を見てると、たしかにそういう人はいて、そういう人たちを一言で表すと「さわやかなやつ」だなと思った。なんとなく、そういう人たちはもう生まれつきさわやかなんだろうなと思い込んでいたのだけど、別におれだって今からさわやかになれるんじゃないかとふと思い始めたのだよな。

おれは多分、さわやかなやつらに憧れながら、そいつらにコンプレックスを抱いていて、すっぱい葡萄みたいに思っていたんだと思う。でも、最近いろんなコンプレックスを頑張って解きほぐしてきて、その結果として素直に憧れたり、目指したり出来るようになってきたんだと思う。

まとまらないけど、おれはさわやかで、誰とでも仲良くできて、いつもプレーンに意見を交換でき、それでいて前歯を一本クラゲに変えられるようなやつを目指したいと思います。