マンガ・ロジスティクス・エフ

漫画とロジスティクスとFの話をします

行き詰まった時には書き散らすようにしている

ものを書くのが好きで、仕事でもプライベートでも結構な分量のものを書いている。一方、世の中に出せるのは本当にごく一部で、ほとんどは手元のエディタでmarkdownでペロッと書いてそのまま消え失せている。

書くのはそこそこ速いほうだと思うんだが、生産性というか世にアウトプットを出す速度としてはかなり遅く、特に人に見せるような文は結構難産になることが多い。

行き詰まることもかなり多くて、そういうときはボツネタとして置いといて、必要になったときに再開することが多いのだが、最近は公開を前提として書く、平たく言えばお願いされて記事を書くようなことも増えてきた。そういうときはボツネタにするわけにも行かないので、歯を食いしばってひねり出すことになる。

最近になってようやく、この「ひねり出す」コツをつかめるようになってきた。『ライティングの哲学』という本で紹介されていたフリーライティングという、思い浮かんだことをただひたすら書き散らしていく方法だ。誤字脱字は特に気にせず、ただ思ったことを書いていく。

これがどういう状態に効くかというと、あるトピックについて書き慣れていないときに効くのだ。書く練習とも言える。ぼんやり思っていたことがあったとして、それについていきなり体裁の整った記事を書こうとすると上手く行かないので、まずは体裁のことを何も考えずに書いて、理屈を整理していく。書き散らしたものをアウトプットとして再利用しよう、みたいな欲は捨てたほうが良くて、むしろ一度書いたものだから二度三度書けるだろうという考えの方がよい。

「練習」という言葉を使ったが、実際これは練習で、ある種のプロトタイピングなんだと思う。あるトピックについて記事を書くためには3〜4回の練習が必要だ、ということが分かってきた。学校で習った作文の仕方は、まず下書きをして、次に推敲をして、というようなものだったと思うが、実際には何度も書く練習をしないと書けないのだ。

行き詰まった時には書き散らす、というのがものを書くときの流れとして自分の中に根付いてからは結構サクサクとアウトプットを出せるようになった。ちなみに、この文章はほとんど書き散らしと同じ雰囲気で書いているので、多分読みにくいと思う。すいません。(オチなし)