マンガ・ロジスティクス・エフ

漫画とロジスティクスとFの話をします

JaSST Online の実行委員をやります

JaSST Online の実行委員をやることになりました。2021年7月31日に開催される、JaSST Online Cloverではパネルディスカッションのモデレーターを務めます。

jasst.jp

今回のテーマは「アウトプット」、つまり技術(知識)の発信です。プログラミングなどの開発ナレッジと比較して、テストに関するナレッジは比較的発信する人が少ないように感じています。特に、テストコード「以外の」テストについて、例えばZennとかで語られるケースは非常に少ないです。

その理由の一つに、テストによって得られる知識や経験がドメインに密結合しがちで一般化が困難なことがあるのではないかと思っています(おれの抽象化技術が低いだけかもしれない)。あるいは、抽象化したテスト観点などの知識が所属企業の資産として扱われ、それを共有すること自体が情報漏えいとみなされるケースもあります。

一方で、ブログや漫画やポッドキャスト、はたまた勉強会での登壇など、様々な形で知識をアウトプットし、業界やコミュニティ全体の向上に貢献している人も多いです。もともと所属する企業や組織で大きな成果を挙げていて、その経験を元に執筆している人もいます。あるいは、アウトプットの成果が高く評価されて、会社を作ってしまうに至った人もいます。

おれ自身も、Qiitaに書いたちょっとした記事がたまたまバズったのがきっかけで、いろんな人と知り合ったり、良い転職先に巡り会えたりしました。自分が書いたものが、自分自身の助けになったらそれはうれしいことだし、もし人のためにまでなったらそれは最高に最高なことです。


JaSST Onlineは2020年から始まった新しいシリーズで、今回のCloverが3回目になります。他のJaSSTは JaSST'21 Tokyo のように年を付けるのが通例ですが、JaSST Onlineは年に複数回開催するため、年ではなく花の名前を付けています。

今回、Cloverという名前に決まったのは、Cから始まる花が意外と思いつかなかったのと、クローバーの花意外とかわいいんだよ、ということと、ソフトウェアテストに関するナレッジシェアリングが加速して、それこそクローバーのように足元を埋め尽くして、たくさんの四葉が出て欲しいなーという思いからです。

別にブログ書いたりポッドキャストやったり漫画書いたりしないと良いテストエンジニアになれないと言いたいわけじゃないけど、それによって得られるチャンスは大きいし、もし興味がある人がいたらどんどんやっちゃえばいいじゃん、と個人的には思っています。

「興味はあるけど、始めるためのあとひと押しが足りないんだよなー……」みたいな方、ぜひ奮ってご参加ください。参加申込期限があるので気をつけてね!