マンガ・ロジスティクス・エフ

漫画とロジスティクスとFの話をします

チルドレン・ネバー・ギブ・アップ

メルカリで3000円で買ったボロボロのリップスティックデラックスミニ

お年玉でリップスティック(スケボーの亜種みたいなやつ)を買いたいと言われ、どうせすぐボロくなるし中古で買おうぜと言ってメルカリで探して買ったのが今年の正月。なかなか乗りこなせない子供に「一緒に練習しようぜ」と言って二人で転びまくってたが、先に乗りこなせるようになったのは子供のほうで、おれは何度か手のひらにでっかい擦り傷を作って、そのうち諦めてしまった。

最初の目論見だと、すぐあきらめる子供に「ホラ!パパは諦めなかったからら乗れるようになったぞ!」ってやってみせて、練習の大切さを伝えてやるつもりだったのだが、先を越されてしまっては立つ瀬がない。「子供と大人じゃ体重がそもそも違うしな」なんて適当な理由を付けて諦めてしまった。

なのだが、見ているとどうも、これは単純に練習量の差なんじゃないかという気がしてきた。子供は「できない!むり!」なんて言いながらずっと練習している。一方でおれは「諦めなければいつか出来るよ」と言いながら、自分では練習しないから、先を越されてしまったんじゃないか。

そう思って、初心に立ち戻るつもりで子供に練習の仕方から教わって何度かトライしたら、購入から半年を経てついに初歩の技である「腰を振って加速」が出来るようになった。

目論見とはうらはらに、おれがチャレンジの大切さを教わってしまったが、まあこういうのもいいだろう。今は逆上がりに挑戦している。子供とその同級生たちに「まだ出来ないの〜?」なんて煽られながら、重い体を持ち上げるのに四苦八苦している。